陽明学日記(1)陽明学こそがEhtics(企業倫理学)の切り札か?

最近頻発する手前勝手で不愉快な出来事に悶々としておられる方も多いかと思います。

昨年末に10年に一度の大大掃除を実行した折に、何十年にも渡って溜まりにたまった500冊ぐらいの本を処分しました。
もう一度読みたいと思う本も多く、かねてより実施しつつあった自炊(裁断・スキャンしてPDF化)を実行してデジタル化していました。
そんな中に私が大好きな郷土の偉人、司馬遼太郎の「世に棲む日々」がありました。

前半の登場人物は吉田松陰です。吉田松陰は陽明学を実践した人として有名です。小説の形ではありますが、その純粋で善良で美しく苛烈な生きざまに、若い頃に読んだのとは異なる感動を覚えました。人はどうすればこのように美しく生きることができるのか、そのひとつの答えが陽明学であるということは小説の中でたびたび示唆されておりました。

そんな時、処分対象の書物の中に見出したのが「陽明学入門」(後藤基巳氏著、青春出版)でした。新書版の手軽な入門書でしたが、自分で買った記憶も定かではなく、ことによると買ったまま読まずに放置されていたのかもしれません。とても偶然の出会いとは思えず正月早々に一晩で通読しました。

・知行合一
行動を伴わない知に価値はない
・致良知
自らの人欲を断ち、人として正しいこと、誰もが持つ先天的道徳心である「良知」を知り、あらゆる形式的伝統的権威からも自由になり断固として実行する(致良知)

厳しさの中にも愛のある考え方です。
日本では、江戸期の中江藤樹、熊沢蕃山、大塩(中斉)平八郎が有名です。幕末には明治維新にかかわる多くの人々、吉田松陰、高杉晋作、西郷隆盛、河井継之助、佐久間象山などを輩出します。

今月還暦を迎えるにあたり、人としての正しい生き方を知り、果たしてどこまで実践できるものか挑戦してみたくなりました。そのために陽明学をあらためて学んでみようと思っています。
この陽明学日記、さてどこへ行きつくのか、、、しばしお付き合いいただければ幸いです。

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